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日本の旬を味わう

旬に耳を澄まし、一皿を丁寧に仕立てる。
夕食献立

ある日の夕食献立

きん魚の夕食は、その日、その季節に最も良い状態の食材を見極めることから始まります。献立はあらかじめ決めきるのではなく、旬の移ろいや素材の表情に耳を澄ませながら、一皿一皿を組み立てていきます。出汁の香りが立つ椀物、季節を映す八寸、丁寧に火を入れた焼き物や揚げ物。派手さよりも、口に運んだときの余韻を大切にしています。
 
料理の流れや味の重なりにも心を配り、食べ進めるほどに心と身体がゆるやかに整っていくような献立を心がけています。その日ならではの組み合わせが、二度と同じにならない夕餉の時間をつくり出します。どうぞ、きん魚のある一日の味わいを、ゆっくりとお楽しみください。

先付け

先付け

その日の献立の一例として、器とともにお楽しみいただく三品をご紹介します。
四角の器には、恵那市の農家より直接仕入れるさつま芋を贅沢に使った羊羹を。芋本来の甘みと香りを生かし、余計な甘さを抑えた素朴で上品な味わいに仕立てています。
赤い器には、きん魚の名物「カリカリ豆」。国産大豆とじゃこを香ばしく揚げ、甘辛のたれで和えた一品は、箸休めとしても酒肴としても親しまれています。
白い器には、タコのやわらか煮。低温でじっくりと蒸し上げることで、歯切れの良さを残しつつ、芯までやさしく火を通しました。出汁の旨みが静かに染み込む、きん魚らしい滋味深い一品です。

銀杏もちの椀

椀物としてご用意するのは、地元で採れた銀杏をふんだんに使った「銀杏もち」。丁寧に下処理した銀杏を、わらび粉と上質な出汁で練り合わせ、なめらかでやわらかな口当たりに仕立てています。椀の蓋を開けた瞬間、立ちのぼるのは銀杏のほのかな苦味と、澄んだ出汁の香り。その香りが空間に広がり、これから始まる食事の流れを静かに告げます。噛みしめるほどに広がる滋味と、余韻まで計算された味わいは、派手さはなくとも心に残る一椀。きん魚が大切にする、季節と向き合う料理の姿勢を感じていただける一品です。

銀杏もちの椀
お造り3点

お造り3点

おつくりは、その日最良の三点をご用意いたします。天然本マグロは、しっとりとした舌触りと深い旨みが特長。車えびは身の張りと甘みを大切に、素材本来の力を引き出します。もう一品は、中津川市・美坂で養殖されている「美坂サーモン」。店内で活けた状態からその日に捌くため、特有の臭みがなく、澄んだ脂とやわらかな身質をお楽しみいただけます。切り付けや厚みにも心を配り、それぞれの持ち味が最も引き立つよう整えています。静かな仕事が生む、清らかな味わいをお楽しみください。

蓋物 海老芋の揚げ出し

蓋物としてお出しするのは、旬を迎えた海老芋の揚げ出しです。まず海老芋を丁寧に下処理し、旨みを閉じ込めるように蒸し上げ、芯までとろけるほどに柔らかく仕立てます。その後、衣をまとわせて油で揚げ固め、外は香ばしく、中はなめらかな食感を残しました。ひと口含むと、蒸すことで引き出された海老芋特有の甘みが、出汁とともにやさしく広がります。衣と芋のコントラスト、揚げと蒸しを重ねた仕事が生む奥行きある味わい。季節の素材と向き合う、きん魚らしい一品です。

蓋物 海老芋の揚げ出し
 牛タン鍋

牛タン鍋

鍋物には、恵那市で育てられている「恵産牛」の牛タンを用いた一品をご用意します。良質な飼育環境で育った牛タンは、きめ細かな肉質と澄んだ旨みが特長。下処理を施したのち、圧力鍋でじっくりと火を入れることで、ほど良い弾力を残しながらも、噛み進めるほどに旨味がにじみ出る仕立てにしています。鍋の中で温められた出汁と牛タンの滋味が重なり合い、身体の芯から静かに満たされていく味わい。力強さの中にやさしさを感じる、季節の夜に寄り添う鍋料理です。

アマゴの蒲焼

焼き物としてお出しするのは、恵那市で養殖されたアマゴの蒲焼です。一般的な塩焼きではなく、甘辛のたれをまとわせて香ばしく焼き上げることで、身の旨みと脂の甘さを引き立てました。下処理を丁寧に施したうえで、焼きと揚げの工程を重ねることで、骨や頭までやわらかく仕上げ、頭から尾まで丸ごとお召し上がりいただけます。たれの照りと焼き目の香りが食欲を誘い、噛みしめるほどに川魚ならではの滋味が広がる一品。素材の持ち味を活かしつつ、ひと手間を加えることで生まれる、きん魚ならではの味わいです。

アマゴの蒲焼
 冬瓜の春巻き・カニ爪の変わり揚げ

冬瓜の春巻き・カニ爪の変わり揚げ

揚げ物としてご用意するのは、冬瓜の春巻きとカニ爪の変わり揚げです。地元で採れた冬瓜は、下煮をして味を含ませ、やさしい旨みを引き出したうえで庵に仕立て、春巻きの皮で包みました。噛むと中からとろりと広がる滋味が、揚げた皮の香ばしさと調和します。カニ爪は、砕いた柿の種を衣に用いることで、軽やかな歯触りと香ばしさを添えました。馴染みのある素材にひと工夫を加え、食感と味わいに変化を持たせた一皿。きん魚らしい遊び心と丁寧な仕事が感じられる揚げ物です。

自然薯ご飯

食事の締めくくりとしてお出しするのは、地元で採れた自然薯と、地元で育てられた米を用いた自然薯ご飯です。香りと粘りのある自然薯を丁寧にすり下ろし、炊き立てのご飯に合わせました。米は一窯ずつ土鍋で炊き上げ、火加減と蒸らしに心を配ることで、粒立ちと甘みを引き出しています。土鍋ならではのふっくらとした仕上がりに、自然薯の滋味が重なり、素朴でありながら深い味わいに。派手さはなくとも、土地の恵みと丁寧な仕事を感じていただける、きん魚らしい一膳です。

 自然薯ご飯
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