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歴史と伝統

日々の仕事に、変わらぬ心を込めて。
正面入口へのアプローチ

日本の古い屋敷に
刻まれた時と記憶

― 人の営みを受け止めてきた佇まい

きん魚が店を構えるこの日本屋敷は、長い年月の中で人々の暮らしとともに歩んできました。祝いの日の笑顔も、静かに故人を偲ぶ時間も、この建物は変わらず受け止めてきた存在です。私たちは、この佇まいを単なる「古い建物」としてではなく、人の記憶を包み、次へとつないできた器だと考えています。


改装にあたっても、新しさを前面に出すことはせず、柱や梁、庭の景色に宿る時間を尊重しながら、現代の料亭として必要な心地よさだけを丁寧に重ねてきました。過去を語るためではなく、これから訪れる方々の大切な一日を、静かに支える場所であり続けるために。建物が刻んできた時の流れそのものが、きん魚の原点です。

料理に込める、
節目への敬意

― 祝い、偲び、つなぐ味

日本料理は、単にお腹を満たすためのものではなく、人生の節目に寄り添ってきた文化でもあります。きん魚では、祝いの席には晴れやかな余韻を、法事の席には心を整える静けさを、一皿一皿に込めています。


旬の食材を用いることは、その時々の自然に敬意を払うこと。味付けや構成も、場の意味を踏まえ、控えめでありながら記憶に残るものを心がけています。華やかさを競うのではなく、集う人の心にそっと寄り添うこと。それが、私たちが大切にしてきた料理の姿勢です。料理が語りすぎず、しかし確かに想いを伝える存在であること。その積み重ねが、きん魚の味となっています。

結婚披露宴イメージ
正面入り口

おもてなしという、
日本の美意識

― 出過ぎず、寄り添うということ

きん魚のおもてなしは、声高な演出ではなく、間合いや所作を大切にする日本の美意識に基づいています。祝いの席でも、弔いの席でも、私たちが心がけているのは同じ距離感です。必要なときに、必要なだけ。出過ぎず、しかし決して離れすぎない。


冠婚葬祭という人生の節目は、言葉よりも空気や時間の流れが大切になる場面でもあります。その場にふさわしい静けさを保ちながら、安心してお過ごしいただけること。それが料亭としての務めだと考えています。お客様一人ひとりの時間が、穏やかに流れるように。きん魚のおもてなしは、目立たぬところで支える存在でありたいと願っています。

日々を積み重ね、
伝統を未来へ

― 変えない心、磨き続ける仕事

伝統とは、守るだけのものではなく、日々の仕事の中で磨き続けるものだと私たちは考えています。料理、しつらえ、庭の手入れ、器の選定。その一つひとつに手をかけることで、空間と時間は少しずつ育っていきます。


ここで過ごされた祝いの席や法事の時間は、やがて次の世代へと語り継がれていく記憶になります。きん魚は、そうした人生の節目が重なっていく場所であり続けたいと願っています。変わらないのは、人を思う心と、丁寧に向き合う姿勢。時代に合わせて整えながらも、その根にある精神を未来へと手渡していくこと。それが、私たちの考える「歴史と伝統」です。

きん魚イメージ
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